杉板の模様
- 2014/12/25
- 11:55

浮造りを掛けた杉板に、ねず色を塗ってみる。浮き出て見えるのは木の油ののった赤身の部分、しっかり色が染み込んでいるのは成長の早かった白太の部分。こだわりがあって染まりにくいもの。素直で吸収の早いもの。色むらがあるからこそに全体で見た時に、単調でなく味わい深いものとなり愛着がわく。空は青いが風は冷たい。そんな日でも、いろんな個性を持った職人さん達とものづくりができる、幸せ。...
無垢の素材から
- 2014/12/17
- 17:57
自然を食す
- 2014/12/15
- 20:58

これは何でしょう?浜子さんの所へご用に行ったら、こんなおやつをいただきました。正解は 「野生のあずき」小さい粒に、凛とした旨みがぎゅうと詰まっていて食べきるのが惜しくなってしまうほど。素性のわかる素材だけでできた本物の風格。素朴だけど、凛とした。 品が良いけどいばって無い。そう、青磁さんの器のような。...
冬の晴れ間
- 2014/12/10
- 11:52

10日前の上棟。そして4日前の初雪(40センチ)!寒波の続いた週明けでしたが、今日は久しぶりの穏やかな日。木に包まれている安心感。木小舞の下地はすかすかなのに、何故か温かく感じる。人は視覚に頼りすぎているのかも知れないと思うときもあるけれど、木の与えてくれるこの場の感覚は、視覚だけではないような気がします。木は生きもの。...
旅立ちの日
- 2014/12/09
- 17:02

ふと思い出して。築100年ほどの農舎の解体工事。軒下からつばめが飛び立って行きました。建物のいちぶだった土壁が役割を終え、大地に戻る時。土と藁の混ざり合った掌の壁土からは物語が聞こえてくるようでした。...