明日はお引渡し
- 2015/02/24
- 12:04

土日の内覧会を終え、いよいよ明日はお引き渡しの日。おのおのに思い入れが沢山詰まった家を、ついに見送る時。内覧会にて、「手袋しなくていいんですか?」と聞かれることが度々。今どきの内覧会は手袋仕様が常なのか、あまりの白木の無垢ばかりの内装に、気を使っていただいての一言なのであろう。無垢だからこそ、その風合いは触れてもらいたい。生まれたての赤ちゃんを抱っこさせてもらうように、愛おしさを乗せて。そのほうが...
内覧会小春日和
- 2015/02/21
- 20:49

7月の解体から始まった、西蒲区和納のお宅。内覧会1日目。南面からの暖かい日差しが降り注ぐ。昨日まで、最後の庭のお手入れを庭師さんがしてくれていた。工事の為に、借家暮らしをしていたのはご家族だけでなくこの庭木たちもだ。暑い夏を乗り越え、枝葉を落とし冬を耐え、来る春を待ち望む。育った土に帰ってきた。そう。同じように、その日を待ち望んでいる二匹の小さな家族に、大工さんからのプレゼント。気に入って、上手く...
縄文から貝灰漆喰
- 2015/02/17
- 22:31

今から一億五千年前、縄文の人々は海から貝を採り、食し、その貝殻をすりつぶして土器や住居にあてがった。身の回りにあるものを、知恵を使い、現代では忍耐となった労働も日々の営みの中で、ゆったりと、まったり。ゆったりまったりしていたかどうかは、想像の中ではあるけれど、その景色が美しかったことを思わせてくれる時間。施主のこだわりで、量産化時代に入りほとんどが石灰になっている漆喰を、今回は貝灰のものを求めての...
雪歩き今昔
- 2015/02/15
- 14:36

「かんじき VS スノーシュー」いざ、大崎山にて履き比べ、歩き比べ。かんじきは雪国の人が身の回りにある材料を使って、生活を楽にしたという知恵と工夫、そしてこの軽さと、素朴な存在感。対するスノーシューは、着雪面が大きい分、大人の体重でももぐりにくく、滑り止めの金具付、ストック付の高?機能。小雪の中を歩きだす。足元が楽な分、冬の木立や冬芽、小動物の足跡、鳥のさえずりを感じるゆとり。なんと言っても、この澄...