民家改修工事
- 2019/07/24
- 13:27

築58年程の住宅改修です。
昭和36年9月に新潟を襲った第二室戸台風という大型台風が直撃し、
沢山の被害があったようです。
こちらのお宅もその一軒で、当時の家の屋根を吹き飛ばされて、
急遽、修繕作業を行ったとの事。
ちなみにこの頃新潟は、昭和37年には豪雨、38年には豪雪と立て続けに災害に見舞われたようです。

災害当時は木材も不足し、床下の土台や根太には、壊れた前の家の一部と思われる
柱や小梁、敷居が転用されていました。
床束は自然石の上に立ち、材料はありものとは言え、
加工技術は昔の職人さんならではの工夫がここかしこに見られます。

国宝・重要文化財である姫路城です。
明治・大正・昭和・平成と大改修工事が行われ、
歴史の刻まれてきた建築を目の当たりにして、
ものづくりへの理想と責任を感じます。
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